Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ねんじゅうぎょうじおぼえがき
年中行事覚書
柳田 国男
Leggi 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.005 caratteri · 262 schermate
実際骨叩き・骨おろし・骨くずしなどと名づけて、残りの魚を入れて雑炊を作ったり、大根などと共に煮て食う風も処々にある。北陸一帯から飛騨にかけては、この日を乞食の正月・ヤッコの正月、またはこれと近いいろいろの名で呼んでいるが、その意味はまだはっきりとしない。あるいはこの日ひもじい思いをすると、一年中食に飢えるという処も四国などにあるのを見ると、むしろ粗末なものでも思い切って、飽食すべき日ではなかったかと思う。
「正月二十日の棚さがし」という諺は、ずいぶん広い区域に亙って聞くことだが、これは必ずしも食えるものを掻集めるというだけでなく、この日正月神の年棚の飾りものを、いっさい取卸して始末することらしい。たとえば粟穂稗穂の餅を食ってしまうことを粟刈り、繭玉の餅を食うのを繭掻きもしくは繭ねりというの類である。しかしなおその以外に、麦飯正月と名づけて麦飯をうんと食い、あるいは出雲の大原郡のように、麦畠の上に蓑をしいてその上に転がり、
やれ腹ふとや、背ごわれや
という唱え言をするのを見ると、乞食にまで正月をさせるほどの、食物の豊かなるべき日であったことが察せられる。