Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
家屋のとりこわしは、たしか十二月五日からはじまったのでしたね。その着手期日は、三月も四月もまえから、関係者にはわかっていたはずです。そうすれば、十日ごろはちょうど古材木運びだしの日にあたるじゃありませんか。予告の十二月十日という日づけは、こういうところから割りだされたのです。また午後四時というのは、ほんものの美術品がちゃんと賊の巣くつに運ばれてしまって、もうにせものがわかってもさしつかえないという時間を意味したのです。」
ああ、なんという用意周到な計画だったでしょう。二十面相の魔術には、いつのときも、一般の人の思いもおよばないしかけが、ちゃんと用意してあるのです。
「しかし明智君、たとえ、そんな方法で運びだすことはできたとしても、まだ賊が、どうして陳列室へはいったか、いつのまに、ほんものとにせものとおきかえたかというなぞは、解けませんね。」
刑事部長が明智のことばを信じかねるようにいうのです。
「おきかえは、きのうの夜ふけにやりました。」
明智は、何もかも知りぬいているような口調で語りつづけます。
「賊の部下が化けた人夫たちは、毎日ここへ仕事へ来るときに、にせものの美術品を少しずつ運びいれました。