Classici giapponesi con furigana
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だみんどうもうご
惰眠洞妄語
辻 潤
Leggi 惰眠洞妄語 (だみんどうもうご) di 辻 潤 (つじじゅん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3509 caratteri · 7 schermate
私は人が自家用の自動車を持たなければならないと思う方があまりにも当然だと考える。それが果してブルジョア意識というものなのだろうか?
芸術は玩具だ。少くとも書物は私にとってはなくてはならない玩具の一種だ。私は自分の好きなおもちゃを宛がってさえ置いてもらえば、かなりおとなしく遊んでいる。
私は自分の生活のために時々自分でおもちゃを拵らえて売る。ゆっくり、楽しんで自分の気の合ったようなおもちゃばかりを拵えてみたいが、そうはゆかぬ。しかし不出来な、気に喰わないものでも買ってくれる人があるので、私はどうやら暮してゆかれるのだが――貧しいおもちゃ製造人。
時々目先の変った新型のおもちゃを拵えないと、私はどうやら暮しが立たなくなる恐れがある。私のおもちゃをお買い下さい――。
2
おもちゃは腹の足しにはならない。そんなものはゼイタク品だ。一切のおもちゃを破壊せよ!――腹の空いた人間の理窟としては無理もない。だが私のような発育未熟の永遠の赤ん坊は少し位腹が減っていても自分の好きなおもちゃがあるとそれでかなりまぎれている。
おもちゃを持って遊ぶことの出来ない人間は不幸なものだ。