Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ほしのくんのにるいだ

新版・星野くんの二塁打

吉田 甲子太郎

Leggi 新版・星野くんの二塁打 (ほしのくんのにるいだ) di 吉田 甲子太郎 (よしだきねたろう) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 10.945 caratteri · 22 schermate

Aozora Bunko

今、投票用紙をくばるから、あの人ならと思う名まえを一つだけ書いてください。」

六十二人の少年たちの胸が、どれもこれも、急にドキドキしてきた。

「五分間考えて、それから書く。なお、いちばん投票数の多い人が代表者、そのつぎの人が代表候補者――つまり代表に急にさしつかえがおこったとき、その人にかわってあいさつをする、いわば補欠選挙になるのだからそのつもりで――では、高木と中条、この紙をみんなにくばって。」

先生はうで時計を見ながら、級長の高木光吉と副級長の中条奈良夫とに、小さく切った投票用紙をくばらせた。

二十分とたたないうちに、選挙はすらすらと終わった。そして、高木が代表、中条が代表候補者ということにきまった。

「新年拝賀式の全校男子代表は高木、代表候補者は中条。こうきまったうえは、高木に投票しなかった者も、高木を自分たちの代表にえらんだことになる。これが選挙のだいじなところだ。しょくんのクラスが高木をえらびだした。そして、しょくんは、みんなこのクラスの一員なのだから、とうぜんきみたちみんなで高木をえらびだしたことになるんだ。わかったね。」

そちこちで、いくつかの顔がうなずいた。