Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぎんがてつどうのよる

新編 銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Leggi 新編 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.030 caratteri · 274 schermate

Aozora Bunko

」

特務曹長「なるほど、ジゴマと書いてあります。」(曹長に)「おい、やれ。」(曹長嚥下す。)

特務曹長「実に立派であります。」

大将「これはもっと立派だぞ。」

特務曹長「これはどちらからお受けになりましたのでありますか。」

大将「ベルギ戦役マイナス十五里進軍の際スレンジングトンの街道で拾ったよ。」

特務曹長「なるほど。」(嚥下す。)「少し馬の糞はついて居りますが結構であります。」

大将「どうじゃ、どれもみんな立派じゃろう。」

一同「実に結構でありました。」

大将「結構でありました? いかんな。物の云いようもわからない。結構でありますと云うもんじゃ。ありましたと云えば過去になるじゃ。」

一同「結構であります。」

特務曹長「ええ、只今のは実は現在完了のつもりであります。ところで閣下、この好機会をもちまして更に閣下の燦爛たるエボレットを拝見いたしたいものであります。」

大将「ふん、よかろう。」

(エボレットを渡す。)

特務曹長「実に甚しくあります。」

大将「うん。金無垢だからな。溶かしちゃいかんぞ。」

特務曹長「はい大丈夫であります。後列の方の六人でよく拝見しろ。」(渡す。最後の六人これを受けとり直ちに一箇ずつちぎる。