Classici giapponesi con furigana
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かえるのゴムぐつ
新編風の又三郎
Leggi 新編風の又三郎 (かえるのゴムぐつ) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 41.031 caratteri · 84 schermate
よそう。あ痛っ。あぁあ、とうとう穴があいちゃった。」
「どうだ。この空気のうまいこと。」
「おい。帰ろうよ。ひっぱらないで呉れよ。」
「実にいい景色だねえ。」
「放して呉れ。放して呉れ。放せったら。畜生。」
「おや、君は何かに足をかじられたんだね。そんなにもがかなくてもいいよ。しっかり押えてやるから。」
「放せ、放せ、放せったら、畜生。」
「まだかじってるかい。そいつは大変だ。早く逃げ給え。走ろう。さあ。そら。」
「痛いよ。放せったら放せ。えい畜生。」
「早く、早く。そら、もう大丈夫だ。おや。君の靴がぼろぼろだね。どうしたんだろう。」
実際ゴム靴はもうボロボロになって、カン蛙の足からあちこちにちらばって、無くなりました。
カン蛙はなんとも言えないうらめしそうな顔をして、口をむにゃむにゃやりました。実はこれは歯を食いしばるところなのですが、歯がないのですからむにゃむにゃやるより仕方ないのです。二疋はやっと手をはなして、しきりに両方からお世辞を云いました。
「君、あんまり力を落さない方がいいよ。靴なんかもうあったってないったって、お嫁さんは来るんだから。」
「もう時間だろう。