Classici giapponesi con furigana
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かえるのゴムぐつ
新編風の又三郎
Leggi 新編風の又三郎 (かえるのゴムぐつ) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 41.031 caratteri · 84 schermate
それから苔の上をずんずん通り、幾本もの虫のあるく道を横切って、大粒の雨にうたれゴム靴をピチャピチャ云わせながら、楢の木の下のブン蛙のおうちに来て高く叫びました。
「今日は、今日は。」
「どなたですか。ああ君か。はいり給え。」
「うん、どうもひどい雨だね。パッセン大街道も今日はいきものの影さえないぞ。」
「そうか。ずいぶんひどい雨だ。」
「ところで君も知ってる通り、明後日は僕の結婚式なんだ。どうか来て呉れ給え。」
「うん。そうそう。そう云えばあの時あのちっぽけな赤い虫が何かそんなこと云ってたようだったね。行こう。」
「ありがとう。どうか頼むよ。それではさよならね。」
「さよならね。」
カン蛙は又ピチャピチャ林の中を通ってすすきの中のベン蛙のうちにやって参りました。
「今日は、今日は。」
「どなたですか。ああ君か。はいれ。」
「ありがとう。どうもひどい雨だ。パッセン大街道も今日はしんとしてるよ。」
「そうか。ずいぶんひどいね。」
「ところで君も知ってるだろうが明後日僕の結婚式なんだ。どうか来て呉れ給え。」
「ああ、そんなことどこかで聞いたっけねい。行こう。」
「どうか。ではさよならね。