Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うんめい

日本の文学 3 五重塔・運命

幸田 露伴

Leggi 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) di 幸田 露伴 (こうだろはん) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.

N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 100.648 caratteri · 198 schermate

Aozora Bunko

低くしとやかに。妾めは吉と申す不束な田舎者、仕合せに御縁の端に続がりました上は何卒末長く御眼かけられて御不勝ながら真実の妹とも思しめされて下さりませと、演る口上に樸厚なる山家育ちのたのもしき所見えて室香嬉敷、重き頭をあげてよき程に挨拶すれば、女心の柔なる情ふかく。姉様の是ほどの御病気、殊更御幼少のもあるを他人任せにして置きまして祇園清水金銀閣見たりとて何の面白かるべき、妾は是より御傍さらず御看病致しましょと云えば七蔵顔膨らかし、腹の中には余計なと思い乍ら、ならぬとも云い難く、それならば家も狭しおれ丈ケは旅宿に帰るべしといって其晩は夜食の膳の上、一酌の酔に浮れてそゞろあるき、鼻歌に酒の香を吐き、川風寒き千鳥足、乱れてぽんと町か川端あたりに止まりし事あさまし。室香はお吉に逢いてより三日目、我子を委ぬる処を得て気も休まり、爰ぞ天の恵み、臨終正念たがわず、安かなる大往生、南無阿弥陀仏は嬌喉に粋の果を送り三重、鳥部野一片の烟となって御法の風に舞い扇、極楽に歌舞の女菩薩一員増したる事疑いなしと様子知りたる和尚様随喜の涙を落されし。お吉其儘あるべきにあらねば雇い婆には銭やって暇取らせ、色々片付るとて持仏棚の奥に一つの包物あるを、不思議と開き見れば様々の貨幣合せて百円足らず、是はと驚きて能々見るに、我身万一