Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うんめい

日本の文学 3 五重塔・運命

幸田 露伴

Leggi 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) di 幸田 露伴 (こうだろはん) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.

N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 100.648 caratteri · 198 schermate

Aozora Bunko

第八 如是力

上 楞厳呪文の功も見えぬ愛慾

そなたを、今まで木綿布子着せて置た親の耻しさ、小間物屋も呼せたれば追付来であろう、櫛簪何なりと好なのを取れ、着物も越後屋に望次第云付さするから遠慮なくお霜を使え、あれはそなたの腰元だから先刻の様に丁寧に辞義なんぞせずとよい、芝屋や名所も追々に見せましょ。舞踏会や音楽会へも少し都風が分って来たら連て行ましょ。書物は読るかえ、消息往来庭訓までは習ったか、アヽ嬉しいぞ好々、学問も良い師匠を付てさせようと、慈愛は尽ぬ長物語り、扨こそ珠運が望み通り、此女菩薩果報めでたくなり玉いしが、さりとては結構づくめ、是は何とした者。

第八 如是力

上 楞厳呪文の功も見えぬ愛慾

古風作者の書そうな話し、味噌越提げて買物あるきせしあのお辰が雲の上人岩沼子爵様の愛娘と聞て吉兵衛仰天し、扨こそ神も仏も御座る世じゃ、因果覿面地ならしのよい所に蘿蔔は太りて、身持のよい者に運の実がなる程理に叶た幸福と無上に有難がり嬉しがり、一も二もなく田原の云事承知して、おのが勧めて婚姻さし懸たは忘れたように何とも云わず物思わしげなる珠運の腹聞ずとも知れてると万端埒明け、貧女を令嬢といわるゝように取計いたる