Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うんめい

日本の文学 3 五重塔・運命

幸田 露伴

Leggi 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) di 幸田 露伴 (こうだろはん) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.

N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 100.648 caratteri · 198 schermate

Aozora Bunko

ながら、幾日の恩愛扶けられたり扶けたり、熱に汗蒸れ垢臭き身体を嫌な様子なく柔しき手して介抱し呉たる嬉しさ今は風前の雲と消えて、思は徒に都の空に馳する事悲しく、なまじ最初お辰の難を助けて此家を出し其折、留められたる袖思い切て振払いしならばかくまでの切なる苦とはなるまじき者をと、恋しを恨む恋の愚痴、吾から吾を弁え難く、恍惚とする所へ著るゝお辰の姿、眉付媚かしく生々として睛、何の情を含みてか吾与えし櫛にジッと見とれ居る美しさ、アヽ此処なりと幻像を写して再一鑿、漸く二十日を越えて最初の意匠誤らず、花漬売の時の襤褸をも著せねば子爵令嬢の錦をも着せず、梅桃桜菊色々の花綴衣麗しく引纏せたる全身像惚た眼からは観音の化身かとも見れば誰に遠慮なく後光輪まで付て、天女の如く見事に出来上り、吾ながら満足して眷々とながめ暮せしが、其夜の夢に逢瀬平常より嬉しく、胸あり丈ケの口説濃に、恋知ざりし珠運を煩悩の深水へ導きし笑窪憎しと云えば、可愛がられて喜ぶは浅し、方様に口惜しい程憎まれてこそ誓文移り気ならぬ真実を命打込んで御見せ申たけれ。扨は迷惑、一生可愛がって居様と思う