Classici giapponesi con furigana
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たわらとうだ
日本の英雄伝説
楠山 正雄
Leggi 日本の英雄伝説 (たわらとうだ) di 楠山 正雄 (くすやままさお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 40.666 caratteri · 84 schermate
「それではまず客人たちに、わたしの勧める酒を飲んでもらって、それからこんどはわたしがごちそうになることにしよう。」
といって、酒呑童子は大きな杯になみなみ人間の生き血を絞って入れて、
「さあ、この酒を飲め。」
といって、頼光にさしました。頼光は困った顔もしないで、一息に飲みほしてしまいました。それから保昌、次は綱と、かわるがわる次から次へ杯をまわして、おしまいに酒呑童子に返しました。
「酒ばかりではさびしい。さかなも食え。」
酒呑童子はこういって、こんどは生ま生ましい人間の肉を出しました。頼光たちはその肉を切って、さもうまそうに舌鼓をうちながら食べました。酒呑童子は頼光たちが悪びれもしないで、生き血のお酒でも、生ま肉のおさかなでも、引き受けてくれたので、見るから上機嫌になって、
「こんどはお前たちの持って来た酒のごちそうになろうじゃないか。」
といいました。頼光はさっそく綱にいいつけて、さっき神様から頂いた「神の方便鬼の毒酒」を出して、酒呑童子の大杯になみなみとつぎました。酒呑童子は一息に飲みほして、これもさもうまそうに舌鼓をうちながら、
「これはうまい酒だ。