Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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じょきゅう

日本プロレタリア文学集・7 細井和喜蔵集

細井 和喜蔵

Leggi 日本プロレタリア文学集・7 細井和喜蔵集 (じょきゅう) di 細井 和喜蔵 (ほそいわきぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 16.732 caratteri · 33 schermate

Aozora Bunko

で、やむを得ず三田土護謨工場へ通って僅かに七十八銭の日給を得ていたのだが、物価の高い今日今日七十八銭で自分も食べた上病気の良人一人を養ってゆくことは、困難以上の無理であった。

「ねえ貴方、これじゃどうしても遣りきれないからあたし思い切って女給になろうと思うの、貴方あたしの心を信じてくれて?」

第三日曜日で恰度工場が休みの日、登恵子は良人の枕辺へ今しも臨時病院から貰ってきた施薬を運んでこう相談した。

「全く、貴方のお腹はおかど違いのお医者で通り一辺の施療なんか受けていたのでは、何時まで経っても癒りゃしないから……。」

「そうだよ、矢張り京橋の南あたり、専門の胃膓病院へ行かなければ駄目だねえ。」

「そうよ、だからあたしがもうちょっと収入の多いことしなきゃ、これでは迚もおっつかないわよ。実は先きお薬とって帰りがけに余り沢山女給を募集していたから、二三軒入って様子を聞いて見たの、真面目に稼ぎさえすればどうにか貴方に養生くらい、左程不自由なくさせられそうだから、貴方さえ承知してくれりゃあたし行くわ。」

「ああいう浮いたしょうばいは余り感服しないが、時と場合なら仕方が無いよ。