Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 6467 caratteri · 14 schermate
九月五日
六日
わたし丙ばかりよ、と云った娘さんは房と云って、太田という老軍人の妻となって大阪にいる由。
『風車小舎だより』、スガンさんの山羊、法王の騾馬、キュキュニャンの牧師、ゴーシェー神父の保命酒等面白い。ドーデーのこんなものは今よむと、こってりとした丸い露の一しずくのような味がある。
〔欄外に〕
巣鴨へ
北方の風
絹の道
外蒙共和国
開成山へ
タバコ
太郎の本
九月五日
朝のうち〔三字分空白〕が切符を買っておくから其を国とりに行く。いいあんばいに通しで島田まで買えた。二等百一円也。十五円心配賃をやる。
午後についでがあったら荷物をとりに来ると云ったが来ず。枝豆のたべ頃を逃すというので大いにゆでてくれる。
六日
出発前に市の特高へまわって行こうとしたのに、車夫が行李が八貫目もあるという。びっくりして、わいわい云って繩を解いてなかの本類をみんな出してしまう。そして前へのせて行く。郡山まで五円。二円荷造り賃をやる。チッキ島田迄三円也
この前東京に帰った頃よりは(六月下旬)ずっと閑散になっている。そして汽車の中の気分がまるで違っている。七月の初旬小牛田行の十時五十分で荷物の上に腰かけて来た頃は、小山で空襲に会うか宇都宮の先で会うか、マア無事でよかったと郡山に降りた。