Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
Leggi 明治劇談 ランプの下にて (めいじげきだん ランプのもとにて) di 岡本 綺堂 (おかもときどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.283 caratteri · 329 schermate
わたしの家にも明治初年の古い番附が相当に保存されていたが、かの大震火災でみな灰にしてしまった。
むかしは番附のほかに絵本というものがあった。つまりは番附を書き直して、幾枚かの小さい綴本にしたもので、劇場内で用いる番附は皆この絵本に限られていた。普通の一枚刷の番附では大きくて不便なためであろう。したがって、一枚刷の番附は前にいったように芝居茶屋や出方が客先へ配るか、または辻番附と唱えて市内の辻々や湯屋髪結床などへ広告用に懸けて置くだけのことで、芝居見物に行った場合には、別にかの絵本をうけ取ることになっていた。
絵本の特色は、狂言の名題や役割以外に、狂言作者や、チョボの浄瑠璃を語る太夫や、長唄の一座や、それらの連名を記入してあることで、普通の番附には狂言作者の名などを記さないのが例である。たとえば、ここに「東海道四谷怪談」という狂言があっても、番附を見ただけでは誰の作であるか判らない。絵本を見れば、その終りに狂言作者として、鶴屋南北その他の連名が記入されているから、ここに初めて「四谷怪談」はその立作者たる鶴屋南北の作であることが見出だされるのである。