Classici giapponesi con furigana
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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
Leggi 春泥・三の酉 (しゅんでい) di 久保田 万太郎 (くぼたまんたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 86.075 caratteri · 173 schermate
」
「どこだろう、しかし、某大劇場っていうのは?」
「そんなこと真にうける奴があるものか、大きな小屋は、春は、どこだってもうみんな決っているんじゃァねえか。」
「矢っ張、じゃァ、浅草かしら?」
「そうよ、浅草出演よ。――このごろのセリフの大衆的って奴よ。」三浦は冷かに「あんな、人を喰った、ふざけた、小癪に障る言草はねえ。」
「何が?」
「いゝえ、大衆的って奴よ。――何でもお値段が安くって、手ッとり早く、ごそくさいでさえあればいゝしろものよ。」
「けど、それよか、あきらめたんじゃァないだろうか?」田代は話の綟をもどした。
「何を?」
「いゝえ、あたしたちを。――引っ張ろうとはしたものゝそこに何かの工合でも出来て、急に止しにしたんじゃァないだろうか?」
「そうならしめたもんだ。――逆に因縁をつけてとッちめてやる。」
「どうして?」
「はじめに、勝手に、ことわりなしに名前をつかやァがったんだ。――そっちは景気になってよかったろうがこっちはそのためどんなに迷惑したか知れねえ。――そのしらちは、どうつけてくれるとそういってよ。」
「君たちはそれでよくってもあたしァそうは行かない。」