Classici giapponesi con furigana
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つちのなかからのはなし
桜の森の満開の下
Leggi 桜の森の満開の下 (つちのなかからのはなし) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.558 caratteri · 153 schermate
然し、光明太后はそれらの密告をとりあげなかった。ただ、噂にのぼる人々を召し寄せて、私はそのようなことは信じたことはないけれども、然し、国法というものは私と別にあるのだから、皆々も家門の名誉というものを失わぬよう心掛けてくれるがよい。お前たちは私の親しい一族の者に外ならぬのだから、私の言葉は大切にきくがよい、と、さとされた。
けれども、やがて、山背王の密告は打消すことができなかった。廃太子道祖王、黄文王、安宿王、橘奈良麿、大伴古麿、小野東人らが皇太子と押勝暗殺のクー・デタを企んでいるというのであった。
押勝は自邸に警備をつけ、召捕の使者は即刻四方に派せられた。その隊長の一人は藤原永手であった。彼は押勝の命を受け、まるで腹心の手先のような赤誠を示して出掛けて行った。主謀者達は、諸王も諸臣も召捕られた。然し白状したものは、小野東人だけだった。そして、東人に白状せしめた者も永手であった。
諸王達も諸臣達も、他の何人も白状しなかった。彼等はただ東人が誘いにきたので集ったので、集りの目的も知らないと言った。東人が礼拝しようと言いだしたので、何を礼拝するのかと訊くと、天地を拝すのだという、それで言われるままに礼拝したが、陰謀の誓約のために礼拝したのと意味が違う、それが彼等の答えであった。