Classici giapponesi con furigana
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つちのなかからのはなし
桜の森の満開の下
Leggi 桜の森の満開の下 (つちのなかからのはなし) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.558 caratteri · 153 schermate
ことで内実は家康の天下を見越してすこしも先に忠勤を見せようというさもしい心掛けだ。
前田利家が死んだ夜、黒田、浅野、加藤などという朝鮮以来三成に遺恨を含む連中が三成を襲撃しようとした。三成は女の籠に乗って宇喜多の邸へ逃げこんだが、更に家康の邸へ逃げこんできた。追跡してきた面々が騒いでいるのを家康が玄関へ出て行って、諸君の顔も立つようにする、三成は政界から引退させるから助命させてやってくれと頼んで引きとらせた。その夜更けに本多正信が家康の寝所へでかけて行って、三成のことはどうお考えで、と尋ねると、家康は、アア今それを考えているところだ、左様ですか、お考え中なら別に申上げることもありますまい、と引下ってきたという。正信の考えでは三成を生かしておけば今に徒党を結んで反乱を起す。なまじいに今殺してしまうと、反家康党の反乱という一とまとめに敵を平げる火口を失うことになるから、ここは生かしておいて反乱を起させる方がよいという考え、それを家康に上申するつもりであったが、家康が思案中だというから、家康の思案なら自分の考えと同じところへ落ちる筈だと呑みこみよろしく引下ったのだという。