Classici giapponesi con furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate
男「何卒(どうぞ)お助け下さい、何も心得ません、命計(ばか)りはお助けなすって、御入用なれば何(なん)でも差上げます」
文「己は賊ではない、汝(てまえ)は奉公人か、当家の家来か」
男「へえ先月奉公に這入った何も心得ませんもので」
文「蟠龍軒は何処に隠れて居(お)るかそれを教えろ、蟠龍軒は何処に隠れて居るかそれを言え」
男「何処だか存じませんが、今朝程築地(つきじ)のお屋敷へ往って浮田金太夫(うきたきんだゆう)様の処へ、竹次郎というお弟子と今一人を連れて参りました」
文「嘘を云え、何処に隠れているか云え」
男「嘘ではございません、主人の煙草盆に手紙が挿してあります、浮田金太夫様からのお手紙が参って居ります」
文「じゃア全く居(お)らぬか……残念な事を致したな、大伴兄弟が居(お)ると思ったに蟠龍軒だけ築地の屋敷へ参ったか……あゝ残念な事をした」
と云いながらプツーリと癇癪紛れに下男の首を討落(うちおと)しました。奉公人はいゝ面の皮で、悪い所へ奉公をすると此様(こん)な目に遇います。文治郎は刀をさげ、隠れて居(お)るかと戸棚(とだな)を開けたり、押入を引開けて見たが、居りません。