Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate

Aozora Bunko

座敷の真中(まんなか)に投(ほう)り出してありますは結構な脇差で、只(と)見ると赤銅七子に金の三羽千鳥の縁頭、はてなと取上げて見ると、鍔は金家の作、目貫は三羽千鳥、是は彼(か)のお茶の水で失ったる彦四郎貞宗ではないか、中身はと抜いて見ると紛(まご)う方なき貞宗だから、あゝ残念な事をした庄左衞門を殺害(せつがい)したのは彼等兄弟の所業(しわざ)に相違ないが、是を己が持って帰れば盗賊に陥り、言訳が付かぬ、却(かえ)って刀は此所(こゝ)に置く方が調べの手懸りにもなろうと思い、此の事を早くお町にも話したいと血(のり)を拭(ぬぐ)って鞘に納め、塀を乗越えて立帰りましたが、これから災難で此の罪が友之助に係りまして、忽(たちま)ちにお役所へ引かれますのを見て、文治郎自(みず)から名告(なの)って出て、徒罪(とざい)を仰付(おおせつ)けられ、遂に小笠原島へ漂着致し、七ヶ年の間、無人島(むにんとう)に居りまして、後(のち)帰国の上、お町を連れて大伴蟠龍軒を討ち、舅(しゅうと)の無念を晴すと云う、文治郎漂流奇談のお話も楽(らく)でございます。

(拠若林※藏、酒井昇造速記)