Classici giapponesi con furigana
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かっこんとう
橘外男ワンダーランド ユーモア小説篇
橘 外男
Leggi 橘外男ワンダーランド ユーモア小説篇 (かっこんとう) di 橘 外男 (たちばなそとお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 16.213 caratteri · 34 schermate
と、仕方がないから雷の時だけは、オヤジの威厳を棄てて、私は子供たちと、友達づき合いをする。
有難いことに、ふだん私は、子供に呶鳴ったこともなければ子供に説教したこともなく、子供と友達みたいにして遊んでるもんだから、雷に首を竦めていたからとて、子供たちはこのオヤジを、そう馬鹿にしてる様子もない。癇癪持ちの一方ならぬ、ガムシャラおやじだが、雷だけは性に合わんのだな! と、子供心にも、憐れんでいてくれる様子である。
ゴロゴロと遠くの方でやり出すと、大丈夫だヨ、大丈夫だヨ、お父さん! 今日はこっちの方角だから、そう大して、鳴らないよ! と、中学二年の末っ子などは、御注進に駈けつけて来てくれる。
「バカバカ、何言ってる、大きな声を出して! そんなことなんぞ、お父さんは心配してるんじゃない!」
と、えらそうな顔をして見せたっておっつかぬ。
「なァンだい、人がせっかく、親切に教えに来てやったのに! さっきから、そんなところに突っ立って、空ばっかり見てるじゃないか!」
と、子供は膨れっ面をする。困ったオヤジです。いくら体裁をつくったって、子供の方がよく知っとる。
弱将の下、強犬なし