Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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えどまえのつり

江戸前の釣り

三遊亭 金馬

Leggi 江戸前の釣り (えどまえのつり) di 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.910 caratteri · 214 schermate

Aozora Bunko

そうして残り火の上へ置くと、あくる朝までにアメ色に焼けて干せてしまう。焼いているとなまノリを焼くかおりがプーンとする。これこそ江戸前ハゼの特徴だろう。

金網で焼いてコゲたの落ちたのという心配がなく、天日に干したのと違ってハイはたからず、手数もはぶける。

あくる日、なまぼしにできあがったハゼを、さらに金網でこんがりと焼き、油を煮たててこの中へいれ、ほどよきとこで取りあげて、三杯酢に玉ねぎを輪切りしたのと、七色唐辛子を入れてつける。これでナンバンづけはできあがる。

また、なまぼしのハゼを火にかけ、こんがり焼いて、熱いうちにソバ汁へつけ込むと、三日ぐらいで食べごろになる。

天ぷらにするのに、三枚におろしたときの卵はそのままガーゼに包み、ミソを酒で薄めて、これへつけ込んで置く。

食通を並べる客の膳の上へ、小皿に入れて小ようじを添え、酒の肴に何だか食べてごらんなさい、といって出す。

客は必ずなまウニのミソづけですかとか、カラスミのナマにもどしたミソあえですかという。そのときぼくは、膳の向こうであごをかいて、

「まあそんなものですねえ」

といって、りゅういんをさげている。