Classici giapponesi con furigana
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
Leggi 江戸前の釣り (えどまえのつり) di 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.910 caratteri · 214 schermate
何かよい方法はございませんか」
「それは平常の心がけが悪いからだ。とかく釣り道具は手入れが肝心で、平常使わぬものでも、ときどきは出して手入れをしておくものだ。それが釣り師のたしなみというものじゃ。よいかな、見なされ」
と、自分の針ケースを出して見せるに、赤さびでミノ毛なし。
「これ見なされ、たしなんでもこのとおりだ」
という小ばなしがある。
初アユを下女にもひとつつけてやり
昭和十四年六月、今は故人になった曲芸師の助次郎君と二人、京都太秦撮影所の成瀬己喜男監督の『風流浮世床』という映画の出演を頼まれた。
二人で洒落将棋をさすだけで、わざわざ東京から出かけて行ったが、映画の撮影は、ご存知のとおり、したくや待ち時間が長くかかるわりに撮る時間は短い。陽待ち、太陽待ちといって、いつおてんとうさまが出るかわからないのを、すっかり衣装とかつらをつけて待っている。ようやく陽が出たと思うと、またすぐ曇る。助監督も釣り師と同じように、天気を見るのがうまくなるわけだ。
撮影所も、京都嵐山は景色がいいし、春は桜、秋はもみじ、夏は涼みに保津川の舟遊び、ほたる売り、カジカ売りなどがくる。