Classici giapponesi con furigana
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ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
Leggi 法然行伝 (ほうねんぎょうでん) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 66.110 caratteri · 131 schermate
そんな因縁でこの地へ居を定められたのだが、この人は隠遁を好み自行をもととして、どうかすると法談をはじめても、所化五六人より多くなれば、魔縁をひくだろう、ことごとしいといって止めてしまったということである。生年五十六。暦仁元年十二月十二日に往生をとげた。
遠江国蓮華寺の禅勝房は、天台宗を習ったが、自分の器ではこの教えによって救われることはなりがたいと思って、熊谷入道の処へ行って、念仏往生の道を聴いたが、熊谷が一通り教訓を加えてから、くわしいことは我師法然上人にお尋ねするがよいと手紙をくれたから、京都へ出て吉水の庵で法然の教えを受けたものである。そして法然給仕の弟子となり信心堅固の誉があった。この僧がいろいろ法然に向って不審を尋ねたに就いて、法然がよく親切に返答を与えている。その中で、
「自力他力と申すことは、如何様に心得たらよろしゅうございますか」
法然答えて、
「わしは云い甲斐なき遠国の土民の生れである。全く天子の御所へなど昇殿すべき器のものではないが、上より召されたから二度までも殿上へ参ることになった。これと云うのは上の力である。
これと同じことに極重悪人、無他方便の凡夫はどうして報身報土の極楽世界などへまいるべき器ではないが、阿弥陀仏の御力なればこそ、称名の本願に答えて来迎にあずかることに不審は無い筈で