Classici giapponesi con furigana
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ちゅうもんのおおいりょうりてん
注文の多い料理店
Leggi 注文の多い料理店 (ちゅうもんのおおいりょうりてん) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.269 caratteri · 223 schermate
耳の尖っていたことが今でもはっきり私の目に残っています。俄かに先生はぴたりと立ちどまりました。
「お前たちは、又わなをこしらえたな。そんなことをして、折角おいでになったお客さまに、もしものことがあったらどうする。学校の名誉に関するよ。今日はもうお前たちみんな罰しなければならない。」
狐の生徒らはみんな耳を伏せたり両手を頭にあげたりしょんぼりうなだれました。先生は私の方へやって来ました。
「ご参観でいらっしゃいますか。」
私はどうせ序だ、どうなるものか参観したいと云ってやろう、今日は日曜なんだけれども、さっきベルも鳴ったし、どうせ狐のことだからまたいい加減の規則もあって、休みだというわけでもないだろうと、ひとりで勝手に考えました。
「ええ、ぜひそう願いたいのです。」
「ご紹介はありますか。」
私はふと、いつか幼年画報に出ていたたけしという人の狐小学校のスケッチを思い出しました。
「画家のたけしさんです。」
「紹介状はお持ちですか。」
「紹介状はありませんがたけしさんは今はずいぶん偉いですよ。美術学院の会員ですよ。」
狐の先生はいけませんというように手をふりました。