Classici giapponesi con furigana
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ちゅうもんのおおいりょうりてん
注文の多い料理店
Leggi 注文の多い料理店 (ちゅうもんのおおいりょうりてん) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.269 caratteri · 223 schermate
「とにかく、紹介状はお持ちにならないですね。」
「持ちません。」
「よろしゅうございます。こちらへお出で下さい。ただ今丁度ひるのやすみでございますが、午后の課業をご案内いたします。」
私は先生の狐について行きました。生徒らは小さくなって、私を見送りました。みんなで五十人は居たでしょう。私たちが過ぎてから、みんなそろそろ立ちあがりました。
先生はふっとうしろを振りかえりました。そして強く命令しました。
「わなをみんな解け。こんなことをして学校の名誉に関するじゃないか。今に主謀者は処罰するぞ。」
生徒たちはくるくるはねまわってその草わなをみんなほどいて居りました。
私は向うに、七尺ばかりの高さのきれいな野ばらの垣根を見ました。垣根の長さは十二間はたしかにあったでしょう。そのまん中に入り口があって、中は一段高くなっていました。私は全くそれを垣根だと思っていたのです。ところが先生が
「さあ、どうかお入り下さい。」と叮寧に云うものですから、その通り一足中へはいりましたら、全く愕いてしまいました。そこは玄関だったのです。中はきれいに刈り込んだみじかい芝生になっていてのばらでいろいろしきりがこさえてありました。