Classici giapponesi con furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Leggi 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 156.085 caratteri · 312 schermate
そして、鉄ごうしのそとからジロジロと、のぞいていくのです。
牢屋には小さい電灯がついているので、中はうすぼんやりと見えます。べつに異状はありません。さっき黄金怪人が、ひとりになって、明智探偵をきたえたらしいのですが、牢屋のすみに、うずくまっている明智は、べつにけがをしているようすもありません。となりの牢屋の三少年も、おとなしくしています。
もう朝なので、早起きの部下は、じぶんの寝室のベッドからおきあがって、顔を洗いにいくものもあります。
地底のある部屋で、ひとりの部下のものが目をさまして、ベッドの上で、もぞもぞやっていました。寝ているときは、黒覆面をとって、ふつうの寝まきをきています。ですから、顔がよく見えるのですが、ふさふさした黒い髪の毛、太いまゆ、ぎょろっとした目、ひらべったい鼻、大きな厚いくちびる。いかにも、悪者らしい人相のやつです。としは三十ぐらいでしょうか。その男が、ベッドの上に、半身をおこして、両手をぐっとのばして、大きなあくびをしたときです。ドアにコツコツと、ノックの音が聞こえました。
「だれだっ、たたいたりしないで、はいったらいいじゃないか。