Classici giapponesi con furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Leggi 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 156.085 caratteri · 312 schermate
恐ろしい力で、これを、ふりほどき、つきとばし、悪鬼のようにあれまわって、岩の廊下を、奥へ、奥へと走っていきます。ピカピカ光る金色のかたまりが、岩かどにぶっつかり、ころがったかとおもうと、すぐ立ちあがって、めったむしょうに走るのです。
バーン、バーンと、警官たちのピストルが鳴りひびきます。しかし、むろん、ねらいははずしているのです。そのたまが岩のてんじょうにあたってパッと火ばなを散らし、岩がくだけ落ちます。二十面相の黄金怪人は、そんなことに驚くものではありません。まるでピストルの音に、はげまされでもしたように、いっそう足をはやめて、走るのです。
岩かどを、いくつもまがって、たどりついたのは、あの胎内くぐりの巨大な胃袋の前でした。二十面相は、いきなり、その胃袋の中へもぐっていきます。
胃袋から食道、巨大なちょうちんのような心臓のわきを通ってのどに出ると、ぐにゃぐにゃした大きな舌の上をはって、巨人の口へ……。
一つ一つの歯が、ランドセルほどもある、あの大きな口をはいだすために、下の前歯を乗りこそうとしたときです。二十面相の金いろの顔のなかから、「ギャーッ」