Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まきのとみたろうじじょでん

牧野富太郎自叙伝

牧野 富太郎

Leggi 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 94.045 caratteri · 185 schermate

Aozora Bunko

根は山帰来という漢方薬ですが、併かし本当のサンキライではありません。これが誰でも知っているナズナ(ペンペン草)この実が三味線のバチに似ているでしょう。『覚えていやがれ、そんな事をすりゃあ手前んとこの屋根にペンペン草を生やしてやるぞ』と、江戸ッ子は啖呵を切るもんですが、実はペンペン草が屋根に生えることは殆どないのです。私ならばそんな時『何をペンペン草が屋根に生えるもんなら生やして見ろ』とやりかえしますがね」

先生の意気はなかなか盛んだ。

牧野「サワフタギ、これは沢の上に覆いかぶさるように茂るのでサワフタギ。ジュウニヒトエ、花が重っているので官女の十二単に例えたもんです。

イチヤク草、昔から薬として此の一つの草があれば何にでも効くと考えたものです、故に一薬草です。

ハバマヤボクチ、葉裏の毛を火口につかったものです」

其の他、小楢、クサボケ(シドミ)、ツリガネ草、スズメノヤリ、フデリンドウ、ニオイツボスミレ、ツボミスミレ、カガリビ草(クチナシ草)、タチフウロ、ミツバチグリ、キジムシロ、ウド、オミナエシ、カンゾウ等。

先生の博識はつきる所を知らない。時間もすでに四時近く先生の御都合もあるので会を閉じる。