Classici giapponesi con furigana
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おぎふくうた
犀星王朝小品集
室生 犀星
Leggi 犀星王朝小品集 (おぎふくうた) di 室生 犀星 (むろうさいせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 105.794 caratteri · 211 schermate
」
「そして今宵も彼女におあい中して、もろもろの神の式を嗤おう。」
上の官人は怒って彼を打とうとしたが、別の一人はその手をささえた。そして持彦は悠然と加茂の土手をつたい、おそ秋の日ざしをあびながら、人間の心にあるものを神の形式によってあらためることの莫迦莫迦しさを笑って行った。
花桐はきょう陰陽師と神巫の祈祷によって、試されたことを告げ、そしてそれらは凡て嘘の式であり形であるといった。どのようにしてもあなた様のお傍をはなれることが出来ないのに、上の官人もするに事欠いて人を試すことの可笑しさを述べた。
持彦も強いられたみそぎが、何のためにもならないことを笑った。人は形式をつくりすぎる、そんな形式や神式の何物かが、人の生活をあらためさせた例があろうか、人はその人自身によって何事もあらためるものを更めてこそいいが、式や形でそれを司ることは無理であるといった。とりわけ、お身とわたくしのことでは、心とからだに我々は反くことが出来ないといった。
「しかし花桐、もう、我々も辿り来てみると、どうやら、行き止まりに出ているらしいではないか、きょう、みそぎをしながら深くそれを感じた。