Classici giapponesi con furigana
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きょうかしあかちょこべえ
狂歌師赤猪口兵衛
夢野 久作
Leggi 狂歌師赤猪口兵衛 (きょうかしあかちょこべえ) di 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 39.418 caratteri · 79 schermate
『半ソラ』という黄色い掛声などがチラチラと聞こえて参りますので……」
「ふうむ。容易ならぬ話じゃのう」
「ヘエ。まだ御存じなかったので……」
「ウムウム。あの蔵元屋は存じてもおろうが当藩の御用金を扱うておる者じゃけに、何事も大目に見ておったのでな。店の信用に拘わってはならぬとあって、役人体の者なぞは滅多に近寄らせんように取計ろうておったものじゃが……言語道断……」
「ヘエヘエ。御尤も千万なお話で……それならば申上ますが御殿様……これは私一存の考えで御座りまするが、あの蔵元屋は最早、長い身代では御座いませんので……ヘエ……」
「フウム。いよいよ以て言語道断じゃ。どうして相わかる……」
「毎日毎日、同じ掃溜を覗いておりますると大抵その家の身代の成行きが判然って参りまする」
「ふうむ。掃溜を覗いて……ハテ。どのような処に眼を付けるか」
と松倉十内は物珍しげに眼を光らして耳を傾けた。傍に踞まった目明の良助も同様に、炭俵の上の酒脹れになった非人の横顔を凝視めた。赤猪口兵衛は首を縮めて頭を掻いた。
「エヘヘ。そう改まってお尋ねになりますると、実はお答えに詰まりますようで……ヘヘ。