Classici giapponesi con furigana
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きょうかしあかちょこべえ
狂歌師赤猪口兵衛
夢野 久作
Leggi 狂歌師赤猪口兵衛 (きょうかしあかちょこべえ) di 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 39.418 caratteri · 79 schermate
そこへ又、昨晩の蔵元屋のお召捕騒動で、様子は丸きりわからず、気も顛倒しております処へ、今朝ほど良助さんがヒョッコリ見えましたので、蔵元屋の内幕を残らず承りました。その話によりますと昨日のこと、御城内で御家老様はじめお歴々がお寄合いになりまして、お目付の松倉様のお話をお聴取の上、大公儀からのお咎めのかからぬうちにと言うて至急に蔵元屋をお取潰しの御評議が決定りましたとの事で、最早どうにもならぬと言う良助さんのお話……」
「ソレ見た事か。言わぬ事じゃない。お先まっくらの奴……ヒトの手柄を横取りし腐って……」
「……エ。何と仰言います」
「イエ、ナニ。こっちの事で……いや誠に結構な御評定で御座います。それが当然の道筋で、まだまだ手遅れでは御座いますまい。しかしビックリなされましたろうなあ」
「イヤモウ……只今貴方様から承りましたお話とは寸分違わぬ蔵元屋の内幕で、驚きに驚きを重ねますばっかり……その上に又一つの驚きと申しまするのは、御城内から私の父の半左エ門へ御差紙が参りました。相尋ねたいことがある故、至急出頭せいとの……」
「エッ御差紙が……至急出頭せい……貴方のお父様へ……そ……それは実正……」