Classici giapponesi con furigana
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きょうかしあかちょこべえ
狂歌師赤猪口兵衛
夢野 久作
Leggi 狂歌師赤猪口兵衛 (きょうかしあかちょこべえ) di 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 39.418 caratteri · 79 schermate
の楽しみも、茶々苦茶羅になってしまいました。御両親の半左エ門様が、お驚きになりますのも御尤も千万。又、貴方様が途方に暮れて、私のような賤しい者に御相談に御出でになりまするのも勿体ない事ながら御道理至極。この御縁談ばっかりは大丈夫、鉄の脇差と御請合い申しました私も、胸に釘を打たるる思いが致しまする。何はともあれトックにも御見舞い伺わねばならぬ処へ、こげな御念の入りました御挨拶を受けましては、床の下へ這い込みたいくらいで……生憎、床の下が御座いませんが……」
半三郎は静かに顔を上げた。思い込んだ涼しい瞳で赤猪口兵衛の恐縮顔を見上げると、又も破れ畳にピッタリと額をスリ付けた。
「いえいえ決してそのような……両親が申しまするには一旦、蔵元屋とお約束が出来て、結納までも取交いた上は、斬られたお熊さんは我家の娘も同様。それにつれて蔵元屋の御両親は、お前の義理の親様に当る道理。御縁の綱が切れても何とのう心残りがする。お熊さんの下手人を探し出いて貰わねばこっちも気が休まらぬと申しまして、様子を聞きに見えた目明の良助さんにもくれぐれも頼んでおりましたが、掻い暮れ手掛りが御座いません様子。