Classici giapponesi con furigana
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たぬきとムジナ
狸とムジナ
柳田 国男
Leggi 狸とムジナ (たぬきとムジナ) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 6460 caratteri · 13 schermate
他にもこういう異名が多いようだから、うっかり名に基いてムジナはいないだの、タヌキは棲息せずだのということはできない。
マミは古い書物にもまた近頃の図譜にも、また別種の第三の野獣のように記しているが、私などの郷里では見た者がなく、往々にして人はこれをマメダヌキまたは豆太といい、狸の小さいののように思っていた。そうして一方にはまた越後間瀬のごとく、普通にアナグマというものを、マミムジという処もあるのである。『新潟県天産誌』を見ると、同じ県内にもヤジという語があって、タヌキまたはムジナのことだと解説せられている。これはおそらくは間瀬などのヤチムジの下を略したものであろうから、マミムジの方もこれに対して、ただマミとばかりいっているのかも知れない。そうしてもしそんな人が多くなると、末には二つの獣は別々のものとなり、新たに入って来たタヌキはもちろん、ムジナという語さえ、そのいずれか一方にやってしまうことがないとは限らぬ。東京周囲の農村などで、かりにあのタヌキだけを、ムジナだと心得ている人があるとすれば、それは多分こういう順序を経たもので、そのためにタヌキしかムジナと名のれないとなっては、今までのムジナが非常に迷惑する。