Classici giapponesi con furigana
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さるこぞう
猿小僧
萠円山人
Leggi 猿小僧 (さるこぞう) di 萠円山人 (ほうえんさんじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 5635 caratteri · 12 schermate
三
小僧は益得意になって大威張りで遊びまわった。
三
或る日の事、小僧は只一人で山の中を遊びまわっていると、思わず遠方まで来て一つの湖の傍へ来た。その湖は大変景色がよかったので、小僧はぼんやりと見とれていると、やがて沖の方から一艘の帆掛船が来るのが見えた。小僧は久し振りにこんなものを見たので、何だか懐かしいような気がしてなおも一心に見ていると、その船はだんだん近寄って、小僧の眼の前の砂原に着いて帆を卸した。そしてその中から、三人の荒くれ男が七八ツ位から十二三位の美しい子供を都合十三人、猿轡を噛まして後手に縛ったまま引きずり出して、砂原の上に坐らせた。そしてその前に一つ宛青い壺を据えて、その横で三人共庖丁を磨ぎはじめた。
「これは生き肝取りに違いない。助けてやろう」
と小僧は思った。そうしてつかつかと傍に近寄って、一人の男に向かって、
「もしもし。私の生き肝を序に一つ取って下さい」
と頼んだ。荒くれ男は三人共、不意に奇妙な子供が出て来た上に、こんな大胆な事を云ったので、驚いて顔を見合わせた。けれどもやがてその中の親分らしい一人は眼をギョロリと光らして、気味悪く笑いながら、