Classici giapponesi con furigana
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ひゃくめんそうやくしゃ
百面相役者
江戸川 乱歩
Leggi 百面相役者 (ひゃくめんそうやくしゃ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9801 caratteri · 20 schermate
万事がそうだけれど、たとえば文学などでいうと、こう怪奇的な、変に秘密がかった、そうだね、日本でいえば平田篤胤だとか、上田秋成だとか、外国でいえば、スエデンボルグだとかウイリアム・ブレークだとか例の、君のよくいうポオなども、先生大すきだった。市井の出来事でも、一つは新聞記者という職業上からでもあろうが、人の知らない様な、変てこなことを馬鹿に詳しく調べていて、驚かされることがしばしばあった。
彼の為人を説明するのがこの話しの目的ではないから、別に深入りはしないが、例えば上田秋成の「雨月物語」の内で、どんなものを彼が好んだかということを一言すれば、彼の人物がよくわかる。随って、彼の感化を受けていた僕の心持もわかるだろう。
彼は「雨月物語」は全篇どれもこれもすきだった、あの夢の様な散文詩と、それから紙背にうごめく、一種の変てこな味が、堪らなくいいというのだ。その中でも「蛇性の淫」と「青頭巾」なんか、よく声を出して、僕に読み聞かせたものだ。
下野の国のある里の法師が、十二三歳の童児をちょう愛していた処、その童児が病の為に死んで了ったので「あまりに歎かせ給うままに、火に焼きて土に葬ることもせで、顔に顔をもたせ、手に手をとりくみて日を経給うが、終に心みだれ、生きてある日に違わず戯れつつも、その肉の腐りただるをおしみて