Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

しんぼうとおしょうさま

真坊と和尚さま

小川 未明

Leggi 真坊と和尚さま (しんぼうとおしょうさま) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2028 caratteri · 5 schermate

Aozora Bunko

夏休みの間のことでありました。

がき大将の真坊は、先にたって、寺のひさしに巣をかけたすずめばちを退治にゆきました。

「いいかい、一、二、三で、みんないっしょに石を投げるのだよ、うまく命中したものが偉いのだから。」と、いいました。みんなは、目をまるくして真坊のいうことを聞いていました。

「はちが追いかけてくると、こわいな。」と、臆病な常ちゃんが、いいました。

「追いかけてきたら、竹の葉でたたき落とそうよ。」と、真坊が、いいました。

「ああ、それがいいね。」と、英ちゃんが、同意しました。

「みんなが、竹やぶへいって、竹を切ってこようや。」と、誠くんが、いいました。

「ああ、竹を切ってこよう。」

四、五人の子供たちは、寺の竹やぶへ竹を切りにゆきました。やがて、てんでに、手ごろの青々とした、葉のついている竹を切ったり、折ったりしてきました。

「さあ、これでいい。」

そういって、みんなは、往来で石を拾って、お寺の境内へ引き返してゆきました。

「だれが、号令をかけるの?」と、誠くんが、いいました。

「まあ、待ちたまえ、僕は、それはうまいから、ひとつうまくあの巣に当ててみせようか?」