Classici giapponesi con furigana
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いしかりがわ
石狩川
本庄 陸男
Leggi 石狩川 (いしかりがわ) di 本庄 陸男 (ほんじょうむつお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 253.535 caratteri · 506 schermate
のあるところを申しひらきましょう、――そう申しあわせてお待ちしていました、一度は放逐にも等しい処分を受け、じーッと服して来たわれらでございました故、かくの如く、もとの城下に住むこと勝手なりとされたとき、すでに償われていたのでございますまいか、わが殿も一藩のあるじ、世代の藩主の面目も立てると云うならば、このわが殿を、殿――布衣の庶民にして、それを家来たるものがだまって見ておられましょうか、痩せたりといえども、重役の座に列したこの神山外記、殿の同意を得て請願に起とうと、手ぐすねひいて待っていたのでございます」
邦夷は手をたたいた。
話をとぎられた外記は、彼から見ればはるかに年若い主君を、まじまじと、いくらか不平げに見つめた。
「益なきことじゃ」と邦夷は云った。
「――でござりましょうか」と外記は頸をふるわした、そうではない、と、反駁する気持が語気に出て、力を入れて云うのであった、「なかなか、どうして――おそれ多くもわが祖は、遠く天児屋根の命にあり、命の二十二代は大織冠藤原の鎌足公、それより十六代の後胤である伊達遠江守蔵人は従五位下常陸介朝宗どのに出づるこの――」