Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ふくざわゆきち

福沢諭吉

高山 毅

Leggi 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) di 高山 毅 (たかやまつよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 54.555 caratteri · 109 schermate

Aozora Bunko

中津のとのさまは、大阪の堂島にくらやしきをかまえていました。このくらやしきは、どこのとのさまももっていたもので、自分の国でとれる米や、名産・特産の品々を、このくらやしきにおくってきて、それを大阪の商人に売りわたして、自分の国の財政をまかなうことになっていました。

諭吉のお父さんは、そのくらやしきにつとめて、回米方という役についていました。回米方というのは、このくらやしきにおくりこまれてきた米の見はりの番をしたり、商人に売ったりする仕事で、ずいぶん、せきにんのおもい役目でした。けれども、そのころのさむらいは、刀をつかうような役につくものはだいじにされますが、お金のかんじょうなどをする役目のものはみさげられていました。この回米方もまた、みさげられる役目だったのです。

諭吉は、そのお父さんのすえっ子として大阪で生まれました。いちばん上が兄さんの三之助で、その下に三人のねえさんがありました。女の子が三人つづいたあとに、男の子が生まれたのですから、お父さんは大よろこびでした。

「おまえが生まれたときは、やせてはいたけれど、ほねぶとで、じょうぶそうな大きなあかちゃんだったものだから、さんばさんが、『ちちをたくさんのませれば、りっぱにそだちますよ。