Classici giapponesi con furigana
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Leggi 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) di 高山 毅 (たかやまつよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 54.555 caratteri · 109 schermate
諭吉は、そのまえの年の六月にアメリカからかえってきましたが、そのかえりの船の中で、幕府のわる口をいったというので、きんしん(きまったすまいから、ある期間、外出をきんじられること)をめいじられました。家の中ではなにをしてもよいが、役所へでてきてはならないというのです。諭吉にとっては、かえって生徒におしえるのにぐあいがよいくらいでした。
幕府は、その十月に、政権(政治をおこなうけんり)を朝廷にかえしました。源頼朝が、鎌倉に幕府をひらいてからは、日本の政治は武士がおさめていて、天皇はただのかざりにすぎなかったのですが、このときから、天皇を上にいただくあたらしい政府が政治をとることになりました。
けれども、諭吉は、あたらしい政府に不安をもっていました。なぜなら、朝廷は、まえから、国をひらくことにはんたいしていたからです。もしも、そのあたらしい政府が、外国をきらい、外国人をおいはらえといいだしたなら、どうなるでしょうか。外国と戦争をひきおこすようなことになり、よわくて小さい日本は、つよくて大きい外国に、うちまかされてしまうにちがいありません。
(そうなったら、あの小さい子どもたちがかわいそうだ。