Classici giapponesi con furigana
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がくもんのどくりつ
福沢諭吉教育論集
福沢 諭吉
Leggi 福沢諭吉教育論集 (がくもんのどくりつ) di 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 97.278 caratteri · 197 schermate
しかのみならず、この法外の輩が、たがいにその貧困を救助して仁恵を施し、その盗みたる銭物を分つに公平の義を主とし、その先輩の巨魁に仕えて礼をつくし、窃盗を働くに智術をきわめ、会同・離散の時刻に約を違えざる等、その局処についてこれをみれば、仁義礼智信を守りて一社会の幸福を重んずる者の如し。ゆえに平安の主義は、法外の仲間にも行われて、有力なるものといわざるをえざるなり。
また、血気の輩が、ただ社会の騒動を企望して変を好み、自己の利益をもかえりみずして妄に殺伐をこととするは、平安の主義にもとるが如くなれども、つまびらかにその内情を察すれば、必ず名利のためより外ならざるを発明すべし。名利とは何ぞや。他なし、自己の幸福、社会の安全に関係するところのものなれども、ただ審判の力に乏しくして、あるいは事の成を期すること急に過ぎ、あるいはその事を施行すること劇に過ぎて、心事の本色を現わすこと能わざるのみ。
たとえば少年の勇士が死を決して自から快と称する者あれども、その快たるや、ただ絶命のみをもって快とするに非ず。その時の事情をいえば、本人の心に企つるところの事は大に過ぎて、これに応ずべき自己の力は小にして足らず、その大小の平均を得るに路なきがために、無上の宝たる一命をもて己が企つるところの事に殉じ、いささかその情を慰めて、