Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ききがきしょう
聞書抄
谷崎 潤一郎
Leggi 聞書抄 (ききがきしょう) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 108.821 caratteri · 210 schermate
ます所、番等の寛急しらんがため、持参せし折などこれは御ゆるし候へ、さゝげ奉り、聊なぐさめ申たく候、ひとへに御芳志たるべきと赤手をすってとをし、其身はむなしく帰にけり、折など捧侍りし者立帰りしまゝ、各御有さまを委く尋ぬるに、亀山本丸にをしこめまいらせ、中/\われ/\かやうなるものも、三の丸より不レ入よしなれば、少将思ひ絶たりし也
と。
順慶も亦右に記す益田少将の如く、丹波の亀山へさ迷うて行った一人であったが、矢張目的を達しないで、途中からすご/\戻って来たのであると云う。然るに七月の三十日になって、亀山城に預けられていたこれらの女子供たちは再び京都の法印の邸へ連れて来られた。そうして翌八月の一日には、皆々此の世の暇乞いに文などを書きしたゝめたが、その間に三条河原では、二十間四方の堀を掘り、鹿垣を結い廻らし、三条橋の下に三間の塚を築き、秀次の首を西向きに据え、公達や女房達にそれを拝ませると称して、二日の朝早くからそこへ引き出したのである。彼等は一輛の車に二三人ずつ乗せられて、町を引き廻された上刑場に着くと、先ず秀次の首に額ずいて、それから順々に殺されて行った。