Classici giapponesi con furigana
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ききがきしょう
聞書抄
谷崎 潤一郎
Leggi 聞書抄 (ききがきしょう) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 108.821 caratteri · 210 schermate
と云い、「なれ/\しくは御置き候まじく候」「なれ/\とは召し候まじく候」とも云い、彼等に酒肴を賜うのにも「御つぎにて給候か、又御待たせ候て後に御肴給候て」などゝ細かい注意迄しているが、但し古くより召し使うて素性や気心の知れている「みん一」とか「さ一」とか云う者共は此の限りにあらずとして、「御心易くお呼び候ても苦しからず候」と云い、絶対には禁止していないのである。
北条早雲ならびに幻庵の話が出たついでに、下妻左衛門尉の師匠であった伊豆圓一のことを記しておこう。中山太郎氏著「日本盲人史」に引用してある「本朝盲人伝」に曰く、
圓一は伊豆と称す。父を土屋昌遠と云ひ、母は菅沼氏。父昌遠の武田信虎に従ひて京都に赴くの後、眼を患ひ明を失ふ。因て母と倶に遠江国井伊谷に至り、舅の菅沼治郎右衛門忠久の家に寓す。後徳川家康の今川義元の許に在るや、其の側に侍す。尋で義元の子氏真に仕ふ。後家康の氏真と隙あるや、更に小田原に赴き、北条氏政に仕ふ。氏政圓一をしてたらしめんとして京師に赴かしむ。圓一三河を過ぐるや、家康延見して黄金を賜ふ。永禄中井伊谷の菅沼治郎右衛門忠久、近藤石見守秀用、鈴木三郎太夫重長、麾下に属せざるを以て、家康圓一を召して密事を告げ、且三人の家に遣はして招諭せしむ。