Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate

Aozora Bunko

約束の証文ではない、白痴た事を云うな、何のための受人だ」

丹「受人だから私が切られようというのだ」

長「黙れ、証文の表に本人に代って指を切られようと云う文面はないぞ、さ顔を切って遣る」

と丹治と母を突きのけ、既に庭下駄を穿いて下りにかゝるを、母は是れを遮り止めようと致すを、千代が、

千「お母様、是れには種々理由がありますんで、私が少し云い過ぎた事が有りまして、斯う云う事に成りまして済みませんが、お諦め遊ばして下さいまし、さア指の方は内職に障って母を養う事が出来ませんから顔の方を……」

長「うん、顔の方か、此方の所望だ」

作「これ/\長助、顔を切るのは止せ」

長「なに宜しい」

作「それはいかん、それじゃア御先祖の御遺言状に背く、矢張指を切れ/\、不憫にも思うが是れも致し方がない、従来切来ったものを今更仕方がない、併し長助、成丈指を短かく切ってやれ」

長「さ切ってやるから、己の傍へ来て手を出せ」

千「はい何うぞ……」

母「いえ/\私を切って下さいまし、私は死んでも宜い年でござります」

丹「旦那ア、私の指を五本切って負けておくんなせえ」

長「控えろ」

と今千代の腕を取って既に指を切りにかゝる所へ出て来た