Classici giapponesi con furigana
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ゆうわく
誘惑
Leggi 誘惑 (ゆうわく) di Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8007 caratteri · 17 schermate
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の手。
69
後ろを向いた船長の上半身。船長は肩越しに何かを窺い、失望に満ちた苦笑を浮べる。それから静かに顋髯を撫でる。
70
前の洞穴の内部。船長はさっさと洞穴を出、薄明るい山みちを下って来る。従って山みちの風景も次第に下へ移って来る。船長の後ろからは猿が二匹。船長は樟の木の下へ来ると、ちょっと立ち止まって帽をとり、誰か見えないものにお時宜をする。
71
前の洞穴の内部。但し今度も外部に面している。しっかり十字架を握ったまま、岩の上に倒れている「さん・せばすちあん」。洞穴の外部は徐ろに朝日の光を仄めかせはじめる。
72
斜めに上から見おろした岩の上の「さん・せばすちあん」の顔。彼の顔は頬の上へ徐ろに涙を流しはじめる、力のない朝日の光の中に。
73
前の山みち。朝日の光の落ちた山みちはおのずから又もとのように黒いテエブルに変ってしまう。テエブルの左に並んでいるのはスペイドの一や画札ばかり。
74
朝日の光のさしこんだ部屋。主人は丁度戸をあけて誰かを送り出したばかりである。この部屋の隅のテエブルの上には酒の罎や酒杯やトランプなど。主人はテエブルの前に坐り、巻煙草に一本火をつける。