Classici giapponesi con furigana
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なぞのくびかざりじけん
謎の頸飾事件
山本 周五郎
Leggi 謎の頸飾事件 (なぞのくびかざりじけん) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7265 caratteri · 15 schermate
つまり女中は秋山さんを犯人に思わせようとして焦って、かえってぼろを出したのです。樫田さんが秋山さんを訊問している間に、僕は部屋を検べてみました。ところが女中が秋山さんの隠れていたといった扉の蔭には、かえって秋山さんの無罪を証拠だてる物が落ちていたのです、それは小さな玉葱の片端です。つまりそこに隠れていた者の体からその玉葱の小さな片端が落ちたのです。玉葱の片端、それは支那料理には附物だ。そうでしょう、皆さん、そして今夜は支那料理のコックがきている。これだけで事件は解決したも同じです。それからもう一つ、室内を検べてみると洗面器が濡れていたんです。夫人が洗面器を使ったのは夕方お化粧の時で五時間も経っているから乾いているはずのところが、見るとひどく濡れている。そこで僕は頸飾の隠し場所もわかったのです。要するに彼等はこんな風に企んだのです。秋山さんが銀座の泰昌軒によった時、何かの機会にあの棍棒を秋山さんに掴ませて、秋山さんの指紋をそっと取っておいたのです。それから仲間の一人を料理人に化けさして邸へ入りこませ、小間使とぐるになって、化粧室へ入ったところをわざと例の秋山さんの指紋のついている棍棒で殴った、(その時料理人は自分が左利きであるのを忘れていたんですね)そして女中は気絶したように見せかけ、その棍棒は見えるよう