Classici giapponesi con furigana
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あかいガラスのきゅうでん
赤いガラスの宮殿
小川 未明
Leggi 赤いガラスの宮殿 (あかいガラスのきゅうでん) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 4930 caratteri · 10 schermate
夢からさめた平三は、ぼんやりとして、外をながめました。めずらしく、よく空は晴れて、夕焼けが赤々と雪の平野をそめていました。そして、なにかいいことのある知らせのように、からすが鳴いていました。
「こんどこそ、魂をいれかえて働くだ。」
彼は、生まれ変わったように、さとりました。たまたま遠い、浜の方へ帰ってゆく、からのそりがありました。浜へゆけば、冬でも仕事があると聞いていました。彼は大きな徳利の酒を男にやって、浜の方まで、そのそりに乗せてもらうことにしました。彼は、永久に、その村から去ったのです。からすだけが、彼との別れを惜しんで鳴いていました。