Classici giapponesi con furigana
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あかひげしんりょうたん
赤ひげ診療譚
山本 周五郎
Leggi 赤ひげ診療譚 (あかひげしんりょうたん) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 23.548 caratteri · 47 schermate
を取る、などという無道さにはがまんがならぬ」
去定はどしんどしんと、ちから足を踏んで歩いた。
「むろん、おれがここでどう頑張ったところで、役人どもを動かすことはできない」と去定は云った、「たとえ二三の役人を動かすことができたとしても、幕府の政治まで動かすことはできない、だからこんなことを喚きたてるのはばかげたぐちだ、源氏であれ平家であれ、人間がいったん権力をにぎれば、必ずその権力を護るための法が布かれ、政治がおこなわれる、いついかなる時代でもだ、――保本はおれの、こういうぐちを幾たびか聞いている、さぞうんざりしていることだろう、また始まったかと思うだろう」去定は声を高めながら、まるで登がなにか云おうとしたかのように、暴あらしく遮った、「いや、なにも云うな、おまえがどう思おうと構わぬ、誰がなんと思おうと構わない、たとえこれがばかげたぐちであろうとも、おれは生きている限り喚きたててやる、お、――」
お、と云いかけて去定は急に足を停めた。そこは伝通院の土塀が終ろうとするところだったが、竹造がへんな声をあげ、土塀に沿っている溝のほうへ提灯をさし向けた。
「なんだ」