Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
とうめいねこ
透明猫
海野 十三
Leggi 透明猫 (とうめいねこ) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 10.223 caratteri · 21 schermate
「にゃーお」返事が、同じところからきこえた。
「あっ!」青二は、おどろきの声をあげて、その場にすくんでしまった。というわけは、彼はそのとき、草の上に二つの光るものがういているのを見つけたからである。
それはなんだか、えたいの知れないものだった。ただぴかぴかと光って、行儀よく二つがならんでいた。大きさはラムネのガラス玉を四つ五つあわせたぐらいあって、全体はうす青く、そしてまん中のところが黄色で、そのまた中心のところが黒かった。
(目玉のようだが、いったいなんだろう)
とたんに、また「にゃーおん」とあまえるような声がきこえた。たしかにその二つの玉のすぐそばから声が出たようである。
青二は、こわいはこわいが、その光った二つの正体を見きわめないではいられなかった。そこで、彼は勇気を出して、草むらの中へふみこむと、両手でその玉をぎゅっとつかもうと――。
「うわっ」青二は、いそいで手を引くと、その場にとびあがった。玉をつかむ前に、掌が、ごそごそとする毛のようなものにふれたからであった。
よっぽどそのへんでやめて、逃げだそうと思ったけれどもともと青二は、ものずきなたちだったから、ふみとどまった。