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Classici giapponesi con furigana

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とうめいねこ

透明猫

海野 十三

Leggi 透明猫 (とうめいねこ) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 10.223 caratteri · 21 schermate

Aozora Bunko

そしてもう一度、その二つの玉の方へ両手をもっていった。

「あ、――」ふしぎな手ざわりを、青二は、感じた。毛の密生した動物の頭と思われるものに、ふれたからであった。

ふしぎな発見

「……猫の頭のようだが、しかしそんなものは見えないではないか」なんという気持ちのわるいことだろう、と青二は思った。

しかしこのとき彼は、さっきとはちがって、もうよほど落ちつきをとりもどしていた。もう一度その毛深い動物の頭にさわり、それから、おそるおそる下の方へなでていった。

全くおどろいた。たしかに、猫と思われるからだがあった。しっぽもあって、ぴんぴんうごいていた。足のうらには、たしか猫のものにちがいない土ふまずもあるし、爪もついていた。しかしそれは全く見えないのであった。

青二は、いよいよおどろいたが、もっとしらべをつづけた。

青二の目に見える二つの玉は、どうやらこの猫の目玉であるらしく思われる。

それから新発見があった。見えない猫の二本の前足が、細いゴムのバンドで結んであることだった。そのゴムのバンドは、草むらの中にあって、よくよく見ないと、青二の目には、はいらない場所であった。