Classici giapponesi con furigana
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Leggi 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 144.016 caratteri · 284 schermate
には単に「もずのくつで、我身がはりに蛙やうの物を、物に刺して置くなり」とばかりあるが、これも同じく時鳥に向って、支払われなければならぬ沓の代価であったことは、後々の童話が十分にこれを証明する。例えばこれも紀州の吉野川の流域で、今も行われている語り草の一つに、昔時鳥は馬の沓を造る職人で、百舌はその友人の馬方であった。何遍となく時鳥の作った沓を借倒して、その代銭を払うのを怠ったために今以て百舌は蛙その他の虫類を取って来て、これを樹の枝に串刺にして置いて忘れる。そうして時鳥に餌を供しているのは、昔不義理をした罰であるというそうである。百舌が生き餌を木に刺して忘れてしまうことは、誰でも簡単に観察し得るだろうが、それを時鳥が後から廻って食うかどうかは、そう容易には実験するわけに行くまい。ましてやそれを昔の馬の沓の弁償であるなどとは、空に想像することはむつかしい話であった。これはこの鳥の異名を沓手鳥という如く、かつてはトッテカケタカの代りに、「沓手掛けたか」と子供やその爺婆に啼いて聞かせた時代があって、それから段々に鳥が人間であった前の生を、こういう風に想像するようになったのであろうと思う。